心臓血管センター

検査・治療について

心臓の検査について

下記の検査を必要に応じて行います。

心エコー

心エコー 超音波プローブを胸にあてて、心臓の構造や動きを評価します。痛みはありません。画像をはっきり見るために、部屋を暗くして、また左側を下にお休みいただき、体の向きを変えていただいたり、深呼吸していただいたりします。

このほかに、胃カメラのようにプローブを食道に入れ、胸からは分からない部分を観察する経食道心エコーや、腕の血管から心臓をどきどきさせる薬を注射しながら心筋の動きの変化を観察する薬物負荷エコーがあります。

運動負荷試験(エルゴメーター)

運動負荷試験(エルゴメーター) 自転車をこいでいただき、運動量によって症状、心拍数、血圧、不整脈、心電図の変化をみるものです。

足腰の悪い方は、医師にご相談ください。

ホルター検査(24時間心電図検査)

ホルター検査(24時間心電図検査) 自転車をこいでいただき、運動量によって症状、心拍数、血圧、不整脈、心電図の変化をみるものです。

足腰の悪い方は、医師にご相談ください。

心臓CT

心臓CT 心臓を栄養する血管である冠動脈(かんどうみゃく)がつまりかかって細くなっていないか、つまっていないか判定します。所要時間は約25分程度で、造影剤を静脈注射して血管を浮き立たせて撮影します。当院では2000例を超える経験をもとに、正確な診断を目指しています。

治療中のぜんそく、造影剤アレルギーの方はできません。腎臓の悪い方は、当院独自の造影剤減量法を用いると同時に点滴を前後で行います。医師にご相談ください。

心臓MRIによる冠動脈撮影

心臓MRI 心臓のCTはいまや心臓の血管を正確に診ることを入院しなくてもできる最も有効な手段として盛んに行われています。尼崎中央病院心臓血管センターは日本でもそのリーダー的な位置にいますが、動脈硬化という血管の汚れのなかでも、かたい「石灰化」という汚れが著しい場合に中の狭窄が分からないことがあります。また、CTは造影剤を使いますので、腎臓が悪い方の中には、造影剤を使用した場合に腎臓が今より悪くなる危険があるために検査ができない方がいます。また、造影剤で呼吸困難が起こったり、息がとまるという強い反応が以前あった方は、造影剤を使用するCTは行えません。

そこで、われわれはそういう方のためにMRIで冠動脈撮影をするように試行錯誤してきました。その結果、40分―60分近くかかりますが、造影剤を使用せずに冠動脈を撮影できるようになりました。図Aは心臓CTで石灰化が強く、狭窄度の判定ができない方です。その方がMRIを撮影すると(図B)、狭窄がないことが分かります。心臓MRIができる施設は日本にはまだ少なく、われわれは、導入間もないですが、CTのノウハウをMRIにも応用することできわめて短期間でのセットアップに成功しました。

MRIの画像は、CTほどは精彩ではないので、CTをMRIに置き換えることはまだできませんが、まずCTをやってみて狭窄度判定が困難な方、また、腎臓が悪かったり造影剤アレルギーが分かっている方で心臓を調べる必要のある方は、担当医が判断して行います。そういった患者さんを診ておられてお困りの先生方は、我々のほうに診察依頼でご紹介くだされば、対応いたしますのでご連絡ください。

尼医ニュースH25.3月号

心臓カテーテル検査

心臓カテーテル検査 腕や肘、足のつけ根の動脈、静脈を局所麻酔したのち、カテーテルという管を血管を通じて心臓や肺まで到達させ、造影や圧測定による診断を行い、風船やステントによる治療を行います。「心カテ」などともいいますが、患者さまによって行う検査の内容が異なります。

風船治療の場合、当院では、その多くが腕の動脈を用い、終了後はバンドによる圧迫止血で、検査室からは車いすで帰ることができます。

心臓病を予防するには

日々の生活が大変重要です

心臓病の中でも狭心症や心筋梗塞の場合、冠動脈を広げてステントを入れれば終わりというものではありません。再狭窄、再梗塞を防ぐために日々の生活の努力が必要です。食事については専門の管理栄養士がご担当します。

食事指導は制限ばかり?~いえそんなことはありません。

大人になって制限されることはきゅうくつです。そんなことは続きません。また、そういうことが嫌いな方が特に心臓病になりがちです。制限ではなく、たとえば、「これは、見かけと違って塩分やコレステロール分が多い」という知識を得て、要領よく選んでいくということが重要になります。その手助けをすることが食事指導です。

痛い病気、苦しい病気が重い病気?~症状がなくても将来重い病気をおこすものが生活習慣病です。

検診で高血圧、コレステロール、糖尿病をいわれた方は、ぜひ一度受診をお勧めします。それは、今しんどい病気ではありませんが、後でいろいろな病気~心筋梗塞、脳梗塞などをおこしそれがもとで亡くなったりするからです。早めの発見が重要で、CT,MRIなどさほどつらくない検査で判定することが可能です。

受診がおっくう、まあ何とかなるだろう!?

心臓病は発見が遅れると、とりかえしのつかないことになります。ひとりだけの体ではないでしょう。もしなにかあればご家族さんやお知り合いの方がどんな思いをするか。病院がおっくうなのはみな同じです。ぜひ、よくご相談の上早めに安心しましょう。

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