年齢区分	0～	10～	20～	30～	40～	50～	60～	70～	80～	90～
患者数	11	24	50	83	218	343	537	1168	1161	318

内科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
060100ｘｘ01ｘｘｘｘ	小腸大腸の良性疾患（大腸ポリープ切除術施行）	274	2.1	2.66	0	68.74
130030ｘｘ99ｘ4ｘｘ	非ホジキンリンパ腫	76	25.84	11.14	19.74	80.05
060100ｘｘ99ｘｘｘｘ	小腸大腸の良性疾患（内視鏡カメラ施行）	72	1.07	3.00	0	68.44
110310ｘｘ99ｘｘｘｘ	腎臓又は尿路の感染症	68	21.99	13.00	5.88	82.41
050130ｘｘ9900ｘｘ	心不全	65	23.62	17.23	1.54	82.75

当院では、大腸ﾎﾟﾘｰﾌﾟ切除術を目的に入院される患者様が一番多くなっております。大腸ポリープとは、大腸（S状結腸、下行結腸、横行結腸、上行結腸、盲腸・回盲）や直腸の内壁にできた、きのこ状やイボ状の隆起性病変の総称です。がんの予備軍である「腺腫」や「早期がん」の段階で見つけることができれば治療は楽におわり、成績も良好です。その他にも、老年期に多く、重症化しやすい疾患である誤嚥性肺炎が上位を占めております。平均在院日数が全国平均より長くなっている理由として、加齢に伴い重症化しやすいこと、当院に上記疾患で入院された患者様が高齢であることが多いことがあげられます。
肺炎のデータに関しては「成人市中肺炎の重症度別患者数等」もご覧ください。

外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	平均年齢
060160x001xxxx	鼠径ヘルニア（15歳以上）	64	5.09	4.86	66.16
060335xx02000x	胆嚢炎等	58	6.83	7.23	58.38
060241xx97xxxx	痔核	39	2.1	5.64	65.59
060035xx010x0x	結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍（結腸切除術等）	22	13.45	16.19	70.05
060035xx04xx0x	結腸（虫垂を含む。）の悪性腫瘍（大腸ポリープ切除術）	22	2	4.10	74

外科では大腸癌に対する化学療法入院が多くなっております。日本では、大腸癌にかかる方が年々増えており（国立がん研究センター統計より）、その影響を受けていることや、当院では、大腸肛門病学会専門医が常勤で勤務していることなどが症例数が増えている要因と考えます。
日本で悪性腫瘍（がん）に罹る人は年々増えております。外科では、鼠径ヘルニア、胆嚢炎、結腸・乳腺の悪性腫瘍（がん）、痔核で入院される患者様が多くなっております。
当院の外科医は全てがん治療認定医を取得しており、豊富な知識の下で安心して治療に臨んでいただけます。

整形外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
07040xxx01xxxx	股関節骨頭壊死、股関節症（変形性を含む。）	72	41.19	21.03	0	66.5
160780xx97xx0x	手関節周辺1の骨折・脱臼	51	5.76	4.35	0	53.02
160800xx01xxxx	股関節・大腿近位の骨折	44	54.34	25.09	4.55	82.98
070230xx01xxxx	膝関節症（変形性を含む。）	34	41.97	23.36	0	75.94
160700xx97xx0x	鎖骨・肩甲骨の骨折	29	5.9	6.19	0	48.76

加齢に伴い、骨が脆弱になったり、転倒する機会が増えます。当院は60歳代以上の患者様に多く利用いただいていることもあり、股関節の骨折や膝関節症で入院される患者様が多い傾向にあると思われます。また、人工関節の手術を専門とする医師の治療だけではなく、必要な方には回復期リハビリテーション病棟に転棟していただき、リハビリ専門の医師が患者様一人一人に合ったリハビリでの治療計画を立てて、１日でも早く社会（家庭）復帰できるようにサポートしております。平均在院日数が全国平均の２倍程となっている要因としては、上記のように治療からリハビリまでを一貫して自院で行っているためと考えます。

脳神経外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
010060x2992401	脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満）	40	25.63	17.69	2.5	69.4
160100xx97x00x	頭蓋・頭蓋内損傷	31	5.52	9.68	0	74.97
010060x2990401	脳梗塞（脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満）	30	18.67	15.64	6.67	78.67
010030xx9910xx	未破裂脳動脈瘤	27	7.44	3.04	0	66.04
160100xx99x00x	頭蓋・頭蓋内損傷	27	7.78	8.18	0	67.81

脳卒中（くも膜下出血、脳出血、脳梗塞など）、頭部外傷を中心とした救急疾患に対して、適切で迅速な診断治療を重視し、患者様の機能予後などの後遺症の軽減、ご家族の精神的・経済的負担などを重要視し治療に取り組んでおります。患者様に最適の治療を安心して受けていただくため、地域の他の医療施設との連携も密にとっております。

心臓血管外科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
050180xx02xxxx	静脈・リンパ管疾患	31	2.03	2.74	０	70.48
050163xx02x1xx	非破裂性大動脈瘤、腸骨動脈瘤	-	-	19.98	-	-
050170xx99000x	閉塞性動脈疾患	-	-	8.05	-	-

当院は、入院して下肢静脈瘤手術を受けていただいております。入院初日に手術を受けていただき、通常は翌日退院していただけます。
※集計が１0件以下の場合は、ーとさせて頂いております。

眼科

DPCコード	DPC名称	患者数	平均在院日数（自院）	平均在院日数（全国）	転院率	平均年齢
020110xx97xxx0	白内障、水晶体の疾患	93	2.76	2.76	0	78.6
020210xx99x1xx	網膜血管閉塞症	-	-	2.46	-	-

当院は、入院して白内障手術を受けていただいております。入院初日に手術を受けていただき、通常は翌日退院していただけます。
※集計が１0件以下の場合は、ーとさせて頂いております。

	初発	再発	病期分類基準（※）	版数
Stage I	Stage II	Stage III	Stage IV	不明
胃癌	11	1	4	2	16	32	1	8
大腸癌	19	6	19	5	22	107	1	8
乳癌	6	6	２	２	１	15	1	8
肺癌	0	0	0	2	5	10	1	8
肝癌	0	0	0	0	0	2	1	8

	患者数	平均在院日数	平均年齢
軽症	8	10.38	59.5
中等症	53	22.26	82.06
重症	11	23.27	83.18
超重症	5	56.4	83.2
不明	0	0	0

発症日から	患者数	平均在院日数	平均年齢	転院率
3日以内	177	40.46	75.82	5.45
その他	25	60.96	79	0.5

内科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K7211	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ未満）	270	0.07	1.05	0	68.79
K7212	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ以上）	34	0.41	3.38	2.94	69.76
K654	内視鏡的消化管止血術	28	2	13.57	0	72.54
K6532	内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術（早期悪性腫瘍胃粘膜）	26	1.88	7.54	3.85	75.73
K688	内視鏡的胆道ステント留置術	21	3.29	31.29	4.76	82.43

当院は、毎日内視鏡検査を行っており、地域の先生方からも検査のご依頼をいただいております。内視鏡検査で大腸ポリープ・大腸腺腫が見つかった方を対象に行っているのが、内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術です。通常、入院当日に手術を行い1泊2日で退院できます。

外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	平均年齢
K634	腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術（両側）	64	0.7	3.39	66.19
K672-2	腹腔鏡下胆嚢摘出術	62	0.84	6.69	59.32
K7211	内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術（長径２ｃｍ未満）	43	0.02	1	71.84
K7432	痔核手術（脱肛を含む）（硬化療法（四段階注射法））	34	0	1.03	69.85
K719-3	腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術	24	2.92	11.46	71.29

当院は、腹腔鏡下手術に力を入れておりますので、腹腔鏡下で行う鼠径ヘルニア手術、胆嚢摘出術が上位になっております。手術は日本内視鏡外科学会の技術認定医がおり、協働で実施します。腹腔鏡下手術とは精密で出血の少ない手術により、後遺症が少ないことに加え、手術創も小さく、開腹手術よりも入院期間も短くて良いことから、消化器手術の第一選択として「可能であれば腹腔鏡下手術と考え、患者様に提案させていただいております。個々の患者様の病状により腹腔鏡下手術が不可能なこともありますが、さらに適応を広げることができるよう、学術知識を深め、修練を重ねております。

整形外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	平均年齢
K0821	人工関節置換術（股）	111	2.06	39.55	69.78
K0461	骨折観血的手術（大腿）	40	2.4	54.25	79.3
K0652	関節内異物（挿入物を含む）除去術（足）	38	0.95	1.32	56.45
K0732	関節内骨折観血的手術（手）	32	1.28	11.41	63.97
K0463	骨折観血的手術（鎖骨）	24	1	8.42	53.88

脳神経外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K164-2	慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術	28	2.04	9.82	3.57	79.54
K1742	水頭症手術（シャント手術）	15	7.87	34.4	0	70.07
K609-2	経皮的頸動脈ステント留置術	-	-	-	-	-
K664	胃瘻造設術（経皮的内視鏡下胃瘻造設術、腹腔鏡下胃瘻造設術を含む）	-	-	-	-	-
K1426	脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術（椎弓形成）	-	-	-	-	-

慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術とは局所麻酔下で頭部に穴をあけて、血腫を洗浄・除去する手術です。慢性硬膜下血腫は高齢者に多いことから、平均年齢も70歳を超えています。予定入院にて手術を行うこともありますが、緊急手術になる場合も多く、24時間体制でのCT・MRI撮影などの検査、診察が重要であると考えています。
※集計が１0件以下の場合は、ーとさせて頂いております。

心臓血管外科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K617-4	下肢静脈瘤血管内焼灼術	29	0	1.03	0	69.79
K5606	大動脈瘤切除術（腹部大動脈（分枝血管の再建））	-	-	-	-	-
K6171	下肢静脈瘤手術（抜去切除術）	-	-	-	-	-
K6146	血管移植術、バイパス移植術（膝窩動脈）	-	-	-	-	-
K616	四肢の血管拡張術・血栓除去術	-	-	-	-	-

眼科

Kコード	名称	患者数	平均術前日数	平均術後日数	転院率	平均年齢
K2821ﾛ	水晶体再建術（眼内レンズを挿入）（その他）	93	0	1.76	0	78.6

水晶体再建術とは、白内障の手術の事です。当院は、入院して白内障手術を受けていただいております。入院初日に手術を受けていただき、通常は翌日退院していただけます。
※集計が１0件以下の場合は、ーとさせて頂いております。

DPC	傷病名	入院契機	症例数	発生率
130100	播種性血管内凝固症候群	同一	3	0.08
130100	播種性血管内凝固症候群	異なる	16	0.41
180010	敗血症	同一	41	1.06
180010	敗血症	異なる	21	0.54
180035	その他の真菌感染症	同一	3	0.08
180035	その他の真菌感染症	異なる	8	0.21
180040	手術・処置等の合併症	同一	15	0.39
180040	手術・処置等の合併症	異なる	1	0.03

令和２年度 尼崎中央病院 病院指標

令和２年度尼崎中央病院病院指標