外来ミニ講座（コラム）
梅雨の時期　～ビタミンＤ・トリプトファン・カリウムを積極的に摂りましょう～

2023.06.02

梅雨の時期は、曇りや雨の日が多く、日光に当たる機会が少なくなります。

　私達の体内は、日光にあたることで、ビタミンＤが生成され、セロトニンという物質の合成・分泌が促進されます。ビタミンＤが不足すると、「うつ」の症状が出やすくなり、また、セロトニンが不足すれば、イライラやうつ症状を引き起こすと考えられています。

　そこでこの時期、少しでも食事から取り入れることを意識しましょう。 ビタミンＤは鮭・まぐろなどの魚類、キノコ類に多く含まれています。

　セロトニンの材料となる物質は「トリプトファン」といい、かつおやまぐろなどの魚類、鶏肉、牛乳やヨーグルトなどの乳製品、大豆製品に多く含まれています。

　また、雨の日は湿気も多くなり、私達の体内にも水分が溜まりやすく、だるさやむくみを引き起こします。余分な水分や老廃物を排出してくれる効果のある「カリウム」を多く含む野菜・果物・豆類の摂取も意識して摂るようにしましょう。