総合診療科・救急科

当診療科では、紹介状を持たない、何科にかかってよいか分からない患者さん、診断がつかない、または多くの疾患がある、多臓器に係るような疾患に罹っていらっしゃる患者さんで、専門診療よりも当科がふさわしいと考えられる場合に診させていただいております。
年齢や性別、臓器を問わず診療させていただいておりますが、時に感染症にかかわる診療や心の不安の治療も行います。
さまざまな診断や検査を行いますが、専門的な検査は多く行いません。新来患者の初期診断および治療の分担、各診療科への振り分けなどを行います。
治療については薬による治療の他、食事や運動などの生活習慣の是正も重要です。また、複数科にわたる疾患の治療方針の協議調整など総合外来として機能しています。

また、病気の予防や診断、治療方法の改善や病気の原因解明、患者さんの生活の質の向上を目的として行われる臨床研究も行っています。従来の治療に比べてどのくらい効果があるか、安全なのかということを調べます。治療の安全性をきちんと確かめるためには決められたルールに従って計画的に試験を行ってはじめて科学的に効果を確かめた結果が得られます。研究は患者さんのご協力によって行われます。

ジェネラリストとはジェネラリストマインドを持っている、診断能力や治療、初期対応の広さではなく責任範囲の広さにあると考えています。総合診療医も臓器別専門医にも求められる素養です。目の前の患者さんの抱える症状や状況をできる限り理解し、医師として自分がすることに広く責任を持つことが大切と考えています。

医師紹介

救急科部長 黒田 誠一郎

専門医
日本救急医学会救急科専門医

眞田 幸尚

内科医(総合診療科・腫瘍内科)

専門医
日本内科学会認定内科医
日本血液学会認定血液専門医
日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医