外来ミニ講座(コラム)
薬剤部より
ワクチンってどんな効果があるの?

2023.01.04

私たちが生活している環境には、細菌やウイルスなど病気を引き起こす原因となる病原体が存在します。この病原体が体内に侵入すると、病気を発症したり、ひどい場合は重症化し死に至る可能性があります。

【身体の仕組み:免疫って?】 私たちの身体には、一度体内に侵入した病原体を覚えて、病原体と戦う準備をする免疫という機能があります。この免疫機能により病原体が再侵入しても、病気にかからない、もしくは病気にかかっても重症化を避ける事が期待できます。

【ワクチンの効果って?】 ワクチンは、病原体から作られた無毒化あるいは弱毒化された物質で病原体に対する抗体(※1)を作り、感染症への免疫を作ります。ワクチンを接種する事によって、発症を回避できたり、重症化するのを防ぐ事が期待できます。 ※1:体内に侵入してきた病原体から体を守るために体内で作られる物質